淡路島で鱧を食べるなら|沼島・洲本で味わった「べっぴん鱧」実食レポ

淡路島で鱧を食べるなら|沼島・洲本で味わった「べっぴん鱧」実食レポ

「夏に鱧を食べるなら京都」——そう思っている人は多いと思います。でも実は、その京都の料亭で使われる鱧の多くが、淡路島の海で獲れたものだということは、あまり知られていません。

梅雨どきのある週末、友達と淡路島へ鱧を食べに行きました。目当ては「べっぴん鱧」。淡路島・沼島の海で一尾ずつ釣り上げられる、ブランド鱧です。

この記事では、実際に現地で食べてきた感想を中心に、淡路島の鱧の魅力と、食べに行くなら押さえておきたいお店、それから「行くのは難しいけど味わってみたい」という人向けのお取り寄せまでまとめます。

この記事を読むとわかること
– 淡路島の鱧「べっぴん鱧」とは
– 実際に食べた鱧すき・鱧落としの感想
– 鱧を食べに行くならどこがいいか
– 家で淡路島の鱧を楽しむお取り寄せ


目次

そもそも「べっぴん鱧」って?

淡路島・沼島の海が育てるブランド鱧

鱧は関西の夏に欠かせない高級魚です。なかでも淡路島の南、沼島(ぬしま)の近海で獲れる鱧は「べっぴん鱧」と呼ばれてブランド化されています。

名前の由来がいいんです。沼島では昔ながらの「はえ縄漁」で、鱧を一尾ずつ釣り上げます。網で一気に獲らないので魚体に傷がつきにくく、見た目が美しい。そこから「別嬪(べっぴん)」、そして味も「別品」だということで「べっぴん鱧」。地元ではそう愛称で呼ばれています。

頭が小さくて胴がふっくらした鱧ほど”べっぴん”とされ、皮がやわらかく脂がのっていると料理人からの評価も高いそうです。

旬は6月から9月、いちばんは梅雨明け前後

淡路島の鱧は、例年6月頃から9月頃までが食べごろとされています。初夏から脂がのり始めるので、ちょうど梅雨どきから夏本番にかけてが狙いめ。私が行ったのも梅雨の時期でしたが、走りの鱧でも十分においしかったです。

「鱧は梅雨の水を飲んでうまくなる」と昔から言われるくらいで、この時期の関西は、料亭でも旅館でも一斉に鱧が出始めます。


実際に食べてきた——ふわっと上品で、想像と違った

鱧落とし、想像していた「淡白」とは違った

最初に出てきたのが鱧落とし(湯引き)。さっと湯がいた身を冷やして、梅肉でいただく定番です。

正直、私の鱧のイメージは、スーパーで買ってくる鱧の湯引きでした。割としっかりした歯ごたえで、悪く言えば少し固め。「鱧ってこういうものか」と思っていたんです。

でも、べっぴん鱧は別物でした。口に入れると、ふわっとほどけたあとに、ちゃんと甘みと旨みが残る。あの固さはどこにもなくて、淡白なのに物足りなさがない。これが産地のブランド鱧か、と納得しました。

梅肉の酸味との相性も、やっぱり間違いない。さっぱりしているのに、噛むほど味が出てくるので箸が止まりませんでした。

鱧すきの「玉ねぎ+甘い出汁」が忘れられない

そして個人的にいちばん印象に残ったのが鱧すき(鱧鍋)です。

淡路島といえば玉ねぎ。その甘い玉ねぎと一緒に、少し甘めの出汁で鱧を炊いていく。この出汁が本当においしくて、鱧の旨みと玉ねぎの甘みが溶け合って、最後の一滴まで飲みたくなる味でした。

鱧そのものは、出汁にくぐらせると身がふわっと花のように開きます。見た目もきれいで、食べると口の中でほろっと崩れる。一緒に行った友達と「これは家では出せない味やな」と言い合っていました。

沼島・木村屋の鱧すきセット。鱧の身と季節の珍味、淡路島産玉ねぎや豆腐などの鍋野菜
木村屋の鱧すき。鱧の身に季節の珍味、淡路島の玉ねぎたっぷりの野菜を添えて。

コースで何品も鱧が出てきましたが、飽きるどころか、調理法ごとに違う顔があって最後まで楽しめました。


鱧を食べに行くなら、このあたり

私が実際に足を運んだ、淡路島で鱧を味わえる2軒を紹介します。

沼島の元祖はも料理旅館「木村屋」

べっぴん鱧の産地・沼島にある料理旅館です。沼島では古くから「はも縄漁師」たちが、夏の滋養食として漁家ごとの味で鱧すきを食べ継いできたそうで、木村屋はその「元祖はも料理」として知られています。

産地のど真ん中で食べる鱧は、やっぱり特別感があります。淡路島の南端から船で10分ほど、沼島へ渡るその道のりも含めて小旅行という感じ。夏(5月〜9月中旬頃)は基本的に鱧料理のプランになります。

鱧料理プランは1泊あたりおよそ19,800円(税込)からが目安です(人数・時期で変動するため、予約時に最新を確認してください)。

予約は公式サイトか電話(0799-57-0010)になります。楽天トラベルにもページはありますが、ネット予約プランが出ていないことが多いので、確実なのは公式・電話です。私が行ったときも電話で直接おさえました。

🔗 公式サイト:料理旅館 木村屋(沼島)

洲本温泉「ホテルニューアワジ」

温泉とセットで鱧を楽しみたいなら、洲本温泉のホテルニューアワジ。ここの鱧すき鍋は、淡路島産の玉ねぎと秘伝の出汁で仕上げるスタイルで、まさに私が「甘い出汁が忘れられない」と書いたあの方向性の味です。

大きな宿なので、家族連れやはじめての淡路島でも泊まりやすいのが安心なところ。温泉に浸かって鱧を食べる、という夏の贅沢ができます。

🛒 楽天トラベル:洲本温泉 ホテルニューアワジ(淡路島)


行くのが難しい人へ——家で味わう淡路島の鱧

「淡路島まではなかなか行けない」「今年は予定が合わない」という人も、お取り寄せなら家で淡路島の鱧を楽しめます。鱧は下処理(骨切り)が難しい魚ですが、通販のセットはそこを済ませた状態で届くので、家でも失敗なく鍋にできます。

楽天で「淡路島 鱧 鍋 セット」と検索すると、産地直送のセットが複数出てきます。なかでも淡路島の水産会社が手がけるものは、べっぴん鱧や鱧すき用のセットを扱っていて、クール便で届きます。

家でやるなら断然、鱧すきがおすすめです。淡路島の新玉ねぎが手に入る時期なら一緒に炊いてみてください。あの「甘い出汁」に近い味が、家でも再現できます。

🛒 楽天で探す:淡路島 鱧 鍋 セット
🛒 楽天で探す:べっぴん鱧 鱧すき

ちなみに、さきほど紹介した沼島の木村屋も、お店の味そのままの「元祖 鱧すき」セット(一人前6,000円・税込)をお取り寄せでやっています。こちらは楽天ではなく公式サイト・電話注文(0799-57-0010)になりますが、産地の元祖の味を家でというなら選択肢に入れてみてください。

家で鱧を楽しむなら、合わせるお酒もこだわりたいところ。ふわっと上品な鱧には、よく冷やした夏の日本酒がぴったりです。奈良の蔵元が手がける夏酒を奈良の夏酒おすすめ5選でまとめているので、鱧すきのお供に一本選んでみてください。


よくある質問

Q. 淡路島の鱧はいつ食べるのがおすすめですか?
6月から9月頃が旬とされています。初夏から脂がのり始めるので、梅雨どきから夏本番にかけてが食べごろです。宿の鱧料理プランも、おおむね5月〜9月中旬頃に提供されることが多いです。

Q. 「べっぴん鱧」と普通の鱧は何が違うのですか?
べっぴん鱧は淡路島・沼島近海ではえ縄漁で一尾ずつ釣り上げられる鱧で、魚体に傷が少なく見た目が美しいのが特徴です。皮がやわらかく脂がのっていると評判で、味の良さから「別品」とも称されます。

Q. 鱧は家でも調理できますか?
鱧は小骨が多く、骨切りという専門的な下処理が必要なので、生の状態から家でさばくのは難しい魚です。ただし、お取り寄せの鱧すき・鱧しゃぶセットは骨切り済みで届くので、家庭でも鍋として手軽に楽しめます。


まとめ:淡路島の鱧は、夏に一度は味わってほしい

今回紹介した内容を整理します。

内容
ブランド べっぴん鱧(淡路島・沼島近海のはえ縄漁)
6〜9月(梅雨どき〜夏本番)
食べに行くなら 沼島・木村屋(元祖はも料理)/洲本・ホテルニューアワジ(温泉+鱧すき)
家で味わうなら 楽天の鱧鍋・鱧すきセット(骨切り済み・クール便)
おすすめの食べ方 鱧すき(淡路玉ねぎ+甘い出汁)

京都の料亭で食べる鱧もいいですが、産地である淡路島まで足をのばして、海を眺めながら食べる鱧はまた格別です。ふわっと上品なのに、ちゃんと旨みがある。あの食感は、一度味わうと夏のたびに思い出します。

今年の夏、鱧デビューや「久しぶりに鱧を」と思っている人は、ぜひ淡路島のべっぴん鱧を候補に入れてみてください。現地が難しければ、まずはお取り寄せの鱧すきから。淡路島の夏の味を、ぜひ。

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