丹波篠山でぼたん鍋を食べるなら|1人で入れる店、値段の目安、泊まれる宿

丹波篠山でぼたん鍋を食べるなら|1人で入れる店、値段の目安、泊まれる宿

ぼたん鍋を食べに、丹波篠山へ。そう決めても、どの店に入ればいいかで迷いませんか。

丹波篠山でぼたん鍋を出す店は、観光協会によれば冬で40数店あります。

ただ、老舗の料理旅館には「要予約・2人前から」の店が多くあります。値段も、1人前で3,000円ほどから1万円台まで幅があります。

この記事では、1人で入れる店と予約が要る料理旅館を分けて紹介します。値段の目安、泊まれる宿、お取り寄せもまとめました。

目次

丹波篠山のぼたん鍋 早見表

項目 内容
食べ頃 11月15日〜3月ごろ(一年中出す店も)
店の数 冬に40数店
1人で入れる店 懐・如月庵・ぼたん亭・潯陽楼など。懐と如月庵は1人前2,950円〜9,200円
要予約の店 料理旅館の近又・たかさご・池富(2人前から)。1人前6,600円〜16,500円
泊まる 夕食付きで1人2万円前後から(2人1室の場合)
お取り寄せ 猪肉専門店のぼたん鍋セット
アクセス 大阪駅から電車とバスで約1時間半

※店の数・食べ頃は丹波篠山市観光協会と文化庁、値段は各店の公式サイト・観光協会・楽天トラベル(2026年10月時点・税込)によります。

ぼたん鍋は、猪肉の味噌鍋

ぼたん鍋は、薄く切った猪肉を味噌仕立ての出汁で煮る鍋です。

観光協会によれば、昭和初期に丹波篠山で「ぼたん鍋」と名付けられました。戦後、その名に合わせて、老舗の料理旅館が猪肉を牡丹の花のように盛り付ける形を生み出しました。

猪肉を薄切りにして牡丹の花のように盛り付けた姿は、宴会の卓上をぐっと華やかにしてくれます。
――文化庁「100年フード」

丹波篠山のぼたん鍋は、2021年度(令和3年度)に文化庁の「100年フード」に認定されています。

味噌は赤味噌(豆味噌)が一般的で、白味噌との合わせ味噌を使う店も多いと観光協会は書いています。

猪肉は、臭くないのか

猪肉と聞くと、臭みや硬さが気になりませんか。

以前ぼたん鍋を食べたとき、肉は硬くも臭くもなく、上品な豚肉のような味でした。赤身と白い脂が交互に並んだ盛り付けは、名前のとおり花のようでした。

皿に盛られたぼたん鍋用の猪肉。赤身と白い脂が層になっている
ぼたん鍋の猪肉

文化庁の紹介文にも、こうあります。

猪肉には木の実の香りと味が染み込み、クセや臭みは全くありません。

同じ紹介文には、猪肉は「煮込めば煮込むほど柔らかくなり」とも書かれています。観光協会によれば、脂肪分は牛肉の半分ほどです。

いつ行くか

兵庫県の狩猟期間は、例年11月15日から2月15日までです。2025年度は、イノシシとシカに限って3月15日まで延長されました。

ぼたん鍋が食べられる時期。狩猟期間は11月15日〜2月15日、文化庁による旬は12月〜3月、一年中出す店もある

観光協会は、11月15日の解禁から猪肉が「最高の肉質」になると書いています。文化庁の紹介文は、ぼたん鍋の旬を12月〜3月としています。11月後半から3月ごろまでが、猪肉の季節です。

ただ、ぼたん鍋は狩猟期だけの料理ではありません。近又・如月庵・懐のように、一年中出す店もあります。如月庵は、10月〜11月中旬は猪が少なく、肉が小ぶりになる場合があるとしています。

年末年始の営業は、各店の公式サイトで確かめてください。

どの店で食べるか

丹波篠山のぼたん鍋の店は、1人で行ける店と、要予約・2人前からの料理旅館(近又・たかさご・池富など)に分かれます。

2人で行くなら、どちらにも入れます。決め手は、昼に予約なしで行くか、予約して料理旅館でゆっくり食べるかです。

1人で行ける店

観光協会の一覧で「一人で行ける」とされている店のうち、二階町と北新町の4店を紹介します。

懐のぼたん鍋は3つです。観光協会のページ(2025年7月更新)によれば、お手軽ぼたん鍋2,950円、上バラ5,000円、特上ロース5,800円(税込)。

懐は、11月15日〜3月8日の土日祝は、14時ごろまで特上ロース(5,800円)だけになります。

如月庵の公式メニューは次のとおりです。いずれも1人前・税込です。

メニュー 値段 条件
上カルビ等ぼたん鍋 6,800円 予約不可・15時30分まで
ミックスぼたん鍋 8,000円 予約可
特選ロースぼたん鍋 9,200円 予約可

如月庵は栗入り味噌の店です。昼は予約なしで入れ、夕方は予約制。秋冬は火曜休みです。

姉妹店のぼたん亭も栗入り味噌です。秋冬だけの営業(今季は2026年10月1日〜2027年3月後半)で、平日の水曜は休みです。

潯陽楼は料理旅館ですが、観光協会の一覧では「一人で行ける」店です。秘伝の合わせ味噌で、ページには「予約なしでふらっとランチも」とあります。

予約して、料理旅館で

近又は、公式サイトで「ぼたん鍋発祥の宿」とも言われていると紹介している料理旅館です。ぼたん鍋お食事コースは13,200円〜16,500円(税込)で、予約は2人から。

昼は11時〜15時(最終13時)、夜は17時〜21時(最終18時30分)。全6室の宿で、泊まることもできます。

たかさごは1848年創業の料理旅館で、ぼたん鍋は並6,600円・上7,700円・特上9,000円(1人前・税込)。完全予約制です。

池富は、樽で2年寝かせた手作りの三年味噌でぼたん鍋を出す料理旅館です。要予約・2人前から。定休日は火曜日ですが、11月15日頃〜2月15日頃は火曜日も営業すると公式サイトにあります。

値段を抑えるなら

  • 懐の「お手軽ぼたん鍋」(2,950円)。冬の土日祝の昼は特上ロースだけ
  • 如月庵の昼の「上カルビ等ぼたん鍋」(6,800円・15時30分まで)
  • 2人で料理旅館なら、たかさごの「並」(1人前6,600円)
  • 家でお取り寄せする(下の「家で食べるなら」)

日帰りか、泊まるか

大阪からは電車とバスで約1時間半なので、昼にぼたん鍋を食べる日帰りもできます。如月庵と潯陽楼は、昼なら予約なしで入れます。

夜に料理旅館で食べて、地酒も飲みたいなら、泊まると帰りの電車を気にせずに済みます。

泊まって食べるなら

ぼたん鍋の夕食付きプランは、楽天トラベルにいくつか出ています。2026年10月時点、大人1名・2名1室・税込の例です。

宿 夕食付き・1人
篠山観光ホテル 19,500〜20,500円(朝食なし)
潯陽楼 24,500〜25,500円
料理旅館たかさご 28,100〜29,200円

※料金は日付で変わります。1人で泊まる場合の料金は各宿で確認してください。篠山観光ホテルのプランは、2026年10月時点で12月28日泊までの販売です。

潯陽楼のプランは秘伝の合わせ味噌のぼたん鍋で、朝食に麦とろ飯が付きます。宿は二階町にあります。

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たかさごも二階町の宿です。ぼたん鍋の肉を「特選」「上撰」「スタンダード」から選ぶプランを出しています。

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篠山観光ホテルは、朝食なし・温泉なしの小さな宿です。宿の紹介には「古い家族経営の小さな施設」とあります。ぼたん鍋は栗入り味噌で、焼猪も付きます。

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家で食べるなら

丹波篠山の猪肉専門店「おゝみや」は、ぼたん鍋のセットを通販で出しています。創業は1949年です。

公式通販の「特選花盛りセット」は、2人前(400g)と3人前(600g)があります。商品ページの表示は7,140円(税込)で、量ごとの値段は商品ページで確かめてください。

中身は猪肉のスライスとぼたん鍋用の味噌で、冷凍で届きます。送料は13,000円未満だと1,441円です。

おゝみやの猪は、丹波篠山で獲れたものではありません。公式サイトによれば、捕獲地域は中国(島根・鳥取・広島・岡山)、四国(愛媛)、九州(長崎・佐賀・熊本)です。

セットは肉と味噌だけなので、野菜は自分で用意します。観光協会の紹介では、白菜やネギ、ごぼう、山の芋などを入れます。

楽天市場で「丹波篠山 ぼたん鍋」と探すと、上位にはおゝみやのセットが並びます(2026年10月時点)。

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篠山の地酒を一緒に

ぼたん鍋と一緒に地酒も買って帰るなら、丹波篠山市内には次の2つの蔵があります。

  • 鳳鳴酒造(銘柄「鳳鳴」):蔵を改装した「ほろ酔い城下蔵」で、酒造りの道具を無料で見学でき、試飲もできる
  • 狩場一酒造(銘柄「秀月」):直売所「秀月庵」は波賀野。10時〜18時、1月1日〜3日休み

アクセス

  • 電車:JR大阪駅から篠山口駅まで約1時間10分。篠山口駅から篠山営業所行きのバスで約15分、「二階町」で降ります
  • 車:大阪市内から約60分。舞鶴若狭自動車道の丹南篠山口ICから市街まで約10分

この記事で紹介したぼたん鍋の店は、二階町と、隣の北新町・立町にあります。

電車で日帰りするなら、帰りのバスの時刻を先に確かめておきましょう。

地酒も楽しむなら、運転する人は飲めません。電車で行くか、泊まりにしましょう。

よくある質問

1人でも食べられますか?

食べられます。観光協会の一覧では、懐・如月庵・潯陽楼・ぼたん亭などが「一人で行ける」店です。料理旅館の近又・たかさご・池富は2人前からです。

予約なしで入れますか?

如月庵は、昼なら予約なしで入れます。予約なしで頼める「上カルビ等ぼたん鍋」は15時30分までで、夕方は予約制です。

潯陽楼も、昼は予約なしで入れる店として観光協会に紹介されています。近又・たかさご・池富は要予約です。

解禁前の10月や、春でも食べられますか?

食べられます。近又・如月庵・懐は一年中ぼたん鍋を出しています。文化庁の紹介文は、旬を12月〜3月としたうえで、冷凍技術の発達で今は一年中食べられるとしています。

まとめ

  • 丹波篠山のぼたん鍋は、冬に40数店。狩猟解禁の11月15日から3月ごろが猪肉の季節
  • 1人で入れる懐と如月庵は1人前2,950円〜9,200円。料理旅館は要予約・2人前からで6,600円〜16,500円
  • 安いのは懐の「お手軽ぼたん鍋」(2,950円。冬の土日祝の昼は特上ロース5,800円だけ)と、昼の如月庵(6,800円)
  • 泊まるなら、夕食付きで1人2万円前後から(2人1室の場合)
  • 家で食べるなら、丹波篠山の猪肉専門店のセット(国産の天然猪。丹波篠山産ではない)

11月15日の解禁を過ぎたら、丹波篠山へぼたん鍋を食べに行ってみませんか?

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