冬が近づくと、無性にカニが食べたくなりませんか。せっかくなら、産地でお腹いっぱい、できれば温泉に浸かって一泊で——。そんな気分で何度も足を運んでいるのが、兵庫・香住のカニ宿です。
日本海に面した香住は、秋に解禁する香住ガニ(紅ズワイ)と、冬の松葉ガニ、両方を狙える港町。この記事では、私が実際に泊まった2軒の宿を正直に比べながら、香住のカニの楽しみ方をまとめます。
この記事を読むとわかること
– 香住ガニ(紅ズワイ)と松葉ガニの違い
– 実際に泊まった2軒(三七十館・荒神の宿 三宝)の正直な比較
– カニ宿のプランの選び方
– 楽天トラベルでの予約のコツ

香住のカニ|香住ガニと松葉ガニ、両方楽しめる
香住のいいところは、時期によって二種類のカニが楽しめることです。まずはその違いを表にまとめておきます。
| 香住ガニ(紅ズワイ) | 松葉ガニ(ズワイ) | |
|---|---|---|
| 解禁 | 例年9月1日 | 11月6日 |
| だいたいの時期 | 秋から春ごろ | 冬から春ごろ |
| 価格の傾向 | 手頃 | 高価(ブランドガニ) |
| 私が食べた印象 | 水分が多めでさっぱり。身が柔らかく、身離れがいい | みずみずしい身に、旨みと甘み。身がしっかり |
松葉ガニは、みずみずしい身にカニらしい旨みと甘みがあって、いわゆる「ちゃんとしたカニ」の満足感。いっぽうの香住ガニは、その松葉ガニよりさらに水分が多い印象で、さっぱりとした味わいでした。いつも食べるカニと比べて、とにかく身が柔らかく、殻からするっと外れる身離れのよさが印象に残っています。
値段は、一般に松葉ガニのほうがぐっと高く、香住ガニは手頃。「まずは気軽にカニを」なら香住ガニ、「冬にどんと贅沢を」なら松葉ガニ、という選び方でいいと思います。
泊まって比べた2軒|三七十館と荒神の宿 三宝
香住には数えきれないほどのカニ宿がありますが、私が泊まったのはこの2軒です。まず、ざっくり比べておきます。
| 三七十館(みなとかん) | 荒神の宿 三宝 | |
|---|---|---|
| タイプ | 海沿いの温泉宿(日本夕陽百選) | 海沿いの民宿(下浜) |
| 立地・アクセス | 香住の海沿い・香住駅から車約7分(送迎あり・要確認) | 海沿い(下浜)・香住駅から車約5分/徒歩15〜20分 |
| 温泉 | あり(日本夕陽百選の宿) | 展望温泉 |
| 食べたカニ | 香住ガニも松葉ガニも | 松葉ガニ |
| 私の使い方 | 3〜4回通っている定宿 | 一度泊まった |
| こんな人に | 温泉や夕陽もふくめて宿でゆっくり | まずはカニを、と割り切って |
| 1泊2食の目安(1名・税込) | 2万円台〜(カニ+但馬牛やノドグロの豪華会席で3万円台) | 松葉ガニのコースで2万円台後半〜3万円台 |
※料金は時期・プラン・人数で変わります(上は1泊2食・大人1名・税込のおおよその目安)。最新はプランごとに楽天トラベルで確認してください。
三七十館(みなとかん)|何度も通っている定宿
正直に言うと、香住のカニといえば私はここ。これまで3〜4回は泊まっています。
海沿いにあって、「日本夕陽百選」に選ばれている宿。名前のとおり、海に沈む夕陽が見られる立地です。いつも車で行っていますが、香住駅からの送迎もあります(プランや事前連絡によるので、予約のときに確認してみてください)。
香住ガニも松葉ガニも、私はここで食べました。何度も通っているので、カニだけのプランのときもあれば、カニに但馬牛やアワビがついた贅沢なプランにしたこともあります。何度か通ってあらためて感じるのは、カニの切り方・出し方が食べやすいこと。身がすっと外れて、余計なストレスなくカニに集中できます。温泉に浸かって、夕陽を眺めて、カニでお腹いっぱい——という一泊が、何度でもしたくなる宿です。

贅沢なプランにしたときは、カニに加えて但馬牛やアワビ、ノドグロといった顔ぶれもついてきました。実際に出てきた一皿ずつが、これです。



荒神の宿 三宝|カニを食べに、と割り切って
三宝は、一度だけ泊まりました。海沿いの下浜にある民宿で、展望温泉があります。香住駅からは車で5分ほど、歩いても15〜20分ほどの距離です。ここでは松葉ガニをいただきました。
正直な感想を書いておくと、カニの下処理というか、出てきたときのセッティングが、私には少し身を取りにくく感じました。 とはいえ、食べられないほどではないし、味そのものはおいしい。「今日はカニを食べるぞ」という気持ちで行けば、不備を感じることはないと思います。
誰と行くか、で言うと——可もなく不可もなく、がっつりカニを楽しむには十分。ただ、二人でしっとり過ごしたい旅なら、私なら別の宿を選ぶかもしれません(笑)。そういう、正直な意味での「カニ優先の宿」です。
ちなみに三宝には、松葉ガニと香住ガニを食べ比べられるコースもあります。両方の違いを一度に試したい人には、面白い選択肢だと思います。

どっちを選ぶ?
温泉や夕陽もふくめて宿でゆっくりしたいなら、リピートしている三七十館。とにかくカニを食べに割り切って行くなら、三宝。私の実感としては、そんな使い分けです。価格帯は大きくは変わらないので、決め手は「宿でゆっくり過ごすか、カニに集中するか」だと思います。
カニ宿のプランの選び方
香住のカニ宿は数が多くて、正直「選びにくい」と感じる人も多いのではないでしょうか。私がいつも見るポイントをまとめておきます。
先に結論だけ言うと、はじめてなら手頃な香住ガニのプラン、しっかり贅沢したいなら松葉ガニのプランが選びやすいです。そのうえで、次のポイントを見比べると失敗が減ります。
まず、値段差とプランの差をよく見比べること。 同じ「カニプラン」でも、手頃な香住ガニ中心のものから、松葉ガニのフルコースまで幅があります。
次に、カニ以外の顔ぶれ。 宿によっては、カニに但馬牛やアワビ、ノドグロを組み合わせたプランもあります。「カニも食べたいけど、但馬牛も」という人はこういうプランを。そのぶん値段は相応に上がるので、好みと予算で選んでください。
それから、量。 カニづくしでも、「カニの量が多いプラン」にすると、けっこうお腹いっぱいになります。食べきれる量かどうかも見ておくといいと思います。
最後に、意外と大事なのがアメニティ。 民宿系はシンプルなこともあるので、必要なものが揃っているか、予約前に確認しておくと安心です。
そして、宿泊料金は時期やプラン、カニの量によって大きく変わります。具体的な金額は、楽天トラベルなどで最新のプランと料金を見比べて確認してください。
城崎温泉も足を延ばせる
香住は、城崎温泉からも車で足を延ばせるエリアです。温泉街めぐりと組み合わせて、温泉を楽しんでからカニ宿へ、という旅もいいと思います。
ただ、外湯の営業状況などは変わることがあるので(近年、変更もありました)、城崎に立ち寄るなら、行く前に最新の情報を公式サイトなどで確認してください。
温泉に泊まってゆっくりする旅そのものが好きなら、十津川温泉のルポもどうぞ。
予約のコツ
冬の松葉ガニのプランは人気で、いい宿・いいプランから早く埋まっていきます。とくに松葉ガニ解禁(11月6日)直後の週末や、年末年始は、夏から秋のうちに満室になることも珍しくありません。狙っている宿があるなら、早めの予約が安心です。楽天トラベルなどで、プランと空きを早めに押さえておきましょう。
「松葉ガニは少し高い」という場合は、9月1日に解禁する香住ガニのプランが手頃です。秋のうちに一度、香住のカニを味わっておく、というのもおすすめです。
私が泊まったのはこの2軒ですが、香住にはカニ宿がたくさんあります。日程や予算、プランで比べたいときは、香住エリアのカニ宿を一覧から探すのが手っ取り早いです。
よくある質問
Q. 香住ガニと松葉ガニは何が違いますか?
種類と時期が違います。香住ガニ(紅ズワイ)は例年9月1日に解禁し、松葉ガニ(ズワイ)より水分が多めでさっぱり、価格も手頃です。松葉ガニは11月6日解禁のブランドガニで、身がしっかりして旨みと甘みがあり、そのぶん高価です。
Q. カニを食べに行くなら何月がいいですか?
香住ガニなら秋(9月1日解禁)から、松葉ガニなら冬(11月6日解禁)から春ごろまでが目安です。手頃に楽しむなら秋の香住ガニ、冬にじっくり贅沢するなら松葉ガニ、と時期で選ぶといいと思います。
Q. カニ宿の予約はいつごろすればいいですか?
冬のピーク(年末年始や松葉ガニのシーズン)は人気プランから早く埋まります。日程が決まったら早めに押さえるのがおすすめです。
香住まで行けないときは、お取り寄せで
現地の宿までは行けない、というときも、香住のカニは家で楽しめます。香住ガニ(紅ズワイ)や松葉ガニ、それに地元の但馬牛といった味は、通販のお取り寄せもあります。カニ鍋やカニすきで、家でも冬のごちそうを。
🛒 楽天市場で探す:松葉ガニ
🛒 楽天市場で探す:香住ガニ(紅ズワイ)
🛒 楽天市場で探す:但馬牛
まとめ:香住は、泊まってカニを
今回の内容を整理します。
| 内容 | |
|---|---|
| 産地 | 兵庫・香住(日本海側) |
| カニ | 香住ガニ(紅ズワイ・例年9月1日〜)/松葉ガニ(11月6日〜) |
| 泊まった宿 | 三七十館(定宿・海沿いの温泉宿)/荒神の宿 三宝(民宿・カニ優先) |
| 選び方 | 値段とプランの差・カニ以外の顔ぶれ・量・アメニティを確認 |
| 料金の目安 | 1泊2食・1名で2万円台〜3万円台(時期・プラン・人数で変動) |
| 予約 | 冬は早めに・楽天トラベルで |
香住のカニは、日帰りで急いで食べるより、泊まってゆっくり味わうのが似合います。温泉に浸かって、カニでお腹いっぱいになって、また来たいなと思う——そんな一泊を、この冬の楽しみにしてみませんか。
日本海の海の幸つながりでは、夏が旬の京都北部の岩牡蠣もどうぞ。温泉に泊まって食べる旅なら、白浜温泉の宿の記事も参考になります。

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