麦焼酎の特徴、おすすめ飲み方とは?おすすめ焼酎5選も

酒豆知識
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こんにちは!酒飯研究会の或(ある)です!

皆さん、焼酎は普段飲みますか?

「たくさんありすぎてどう選んでいいのか分からない・・・」

「挑戦してみたいけど、どれを買ったらいいんだろう?」

そんなあなたに、今回はコンビニ・スーパーで買えるおすすめの麦焼酎を紹介していきます。

晩酌のお供選びに是非!

そもそも麦焼酎とは

焼酎は皆さんご存知のとおり大きく分け芋・米・麦に分かれています。しかし、この3種類だけではなく様々な種類が焼酎には存在しています。

また、焼酎は原材料だけでなく、どこで製造されたか、どのように蒸留・仕込みをしたかなどで味が何通りにも変化します。

麦焼酎とは

麦焼酎とはそのなのとおり、麦(大麦)を原材料として製造されています。銘柄により米(米麹)をベースに2次仕込みで麦を投入して製造されるものもあります。

麦焼酎の歴史

麦焼酎の16世紀、日本と世界を結ぶ中継地点であった長崎県の壱岐島(いきのしま)で始まったとされています。

平地が多く米の収穫量が高いため、江戸幕府から思い年貢をかけられていた壱岐島の人々は主食として麦を食べていたそうです。

麦には幸い年貢が掛けられておらず、自由に生産することができたため、余った麦を利用して自給用の焼酎を作ったことが麦焼酎の始まりとされています。

麦焼酎の味わい

麦焼酎の味わいの特徴として一番に上がるのは「麦の香ばしい香り」です。

芋や米焼酎がまろやかかつ強い後味が特徴であるのに対し、麦焼酎はすっきしと飲んだ後の爽快感が特徴です。

焼酎の中ではクセが少なく、初めて焼酎を飲む人には麦がおすすめです。

麦焼酎の飲み方

ロック

麦焼酎そのものの旨味を味わえるのが、焼酎の定番、ロックです。

さっぱりとした香りと、さっぱりとした飲み口はロックで冷やして飲むことによりより魅力が引き立ちます。

時間と共に氷が溶け、焼酎が薄まり、味わいや香りが変化していくのも1つの楽しみ方であり、じっくりと焼酎を味わいたい人にもおすすめです。

水割り

水割りはロックと並んで定番の焼酎の飲み方です。

水割りとお湯割りは水で割るかお湯で割るかの違いだと思われること方が多いと思いますが、割り方1つで焼酎も味わいも大きく異なってきます。

水割りはお湯割りと比較し硬い口当たりになります。

水割りを作るとき順番がとても大切になってきます。以下の順番にしたがって作ると美味しい水割りが作れます。

  1. グラスに氷をいれる
  2. 焼酎をいれる
  3. マドラーでかき混ぜる
  4. 水をいれる

お湯割り

上記で述べたとおり、水割りとはお湯割りは味わいが異なります。

お湯で焼酎をわると、焼酎の香りが引き立ち、湯気と共に焼酎の匂いが鼻に抜けます。そのため、焼酎そのものの強い味わいを好む方はお湯割り派が多いようです。

お湯割りも水割り同様順番が大切です。

水割りはは焼酎を先に入れますが、お湯割りの場合はお湯を先に入れ、焼酎を後に入れます。

ハイボール

ハイボールの定番はウィスキーが真っ先に思い浮かびますが、焼酎のハイボールもとても味わい深いものです。

麦焼酎の特徴であるさっぱりとした切は冷えるほど高まり、炭酸とも相性も抜群です。

前割り

前割りとは、焼酎をあらかじめ水で割り、数日間寝かせてから飲むという飲み方です。

焼酎は寝かせることにより水とよく馴染み、アルコール独特の刺々しさがなくなります。

焼酎と水を5:5、または6:4(お酒が弱い方は4:6でも大丈夫)で割り、冷蔵庫に寝かせるだけと作り方はとても簡単です。1日だけ寝かせる十分味はまろやかになりますが、5日から1週間程度寝かせるとより、まろやかな味わいを楽しむことができます。

コーヒー割り

耳に馴染みのない「コーヒー割り」という言葉ですが、お酒とコーヒーは意外と相性がいいものです。実際アイリッシュコーヒーやカルーアミルクなど、お酒とコーヒーを合わせた飲み方は多くあります。

作り方は、麦焼酎とコーヒーを1:3で割るだけととても簡単で、ミルクやガムシロップなどを合わせてアレンジをして見るのもコーヒー割りの楽しみ方の1つです。

とっぱい 麦 25度(南酒造)

とっぱいとは?

南酒造の地元安岐はこのような昔話が伝わっています。

昔、ある親孝行の百姓の若者がいました。日照りで凶作の年、年老いた母親に食べさせてあげたい一心で、つい他人の家に米を盗みに入り、つかまってしまいます。事情を話し、許しを乞う若者に、家の主人は、酒を一升枡で10杯呑めば許してやろう、と言います。若者は酒を呑み始めますが、9杯目で限界が来てしまいました。困った若者の前に神様が現れ、「孝行息子のために、10杯目は私が呑んであげよう」と、10杯目の酒を呑み干しました。

こうして若者は許され、酒のうまさに感心した神様は皆に褒美をあげました。以来この神様は「とっぱい(十杯)様」と呼ばれて地元の人々に親しまれました。

ー製造販売元南酒造HPより

つまり、とっぱいは十杯を表す神様の名前にちなんで名付けられた焼酎です。

とっぱいのこだわり

とっぱいは、

とっぱいのこだわり

  1. 手造り麹
  2. 三段仕込み
  3. 低温発酵
  4. 常圧蒸留

にて仕上げた麦焼酎です。

三段仕込みとは

三段仕込みとは醪(もろみ)を仕込む製法を表します。

醪は酒母(しゅぼ)・麹(こうじ)・蒸米(むしまい)・水をいれて仕込みます。

通常、酒母を先にタンク内に入れ、麹・蒸米・水を数回に分けてタンクに入れます。麹・蒸米・水を3回に分けて入れる方法を三段仕込みと呼びます。

常圧蒸留とは

まず蒸留とは、アルコール度数を強めるための工程のことを指します。

また、蒸留には低圧蒸留にと常圧蒸留の2種類に分かれます。

蒸留は気圧を下げて蒸留を行うことであり、スッキリとした味わいのお酒が出来上がります。

蒸留はそのままの気圧で行う蒸留方法であり、しっかりした味わいのお酒が出来上がります。

また、とっぱいは熟達した職人によって1本1本丁寧に作られています。

従来、焼酎の製造は年間を通して行われますが、とっぱいと製造している南酒造では、「寒が締まると味も締まる」という新年により、1年の半分しか蔵を稼働させないため、製造できる量が限られているため、とっぱいは貴重な焼酎となっています。

日本にここでしかない特殊な蒸留器を使用することで、比重の重い苦みを多く落下させ、淡麗かつ華やかな味わいを生み出しています。華やかな香りと優しい口当たりが楽しめます。

飲み方

  • お湯割り
  • 水割り
  • ロック

久保 長州蒸留蔵 25度(久保酒造)

久保 長州蒸留蔵のこだわり

久保 長州蒸留蔵は

久保 長州蒸留蔵のこだわり

  1. 原料
  2. 機械に頼らない
  3. 常圧蒸留
  4. 冷却ろ過

にこだわり製造されています。

1. 原料

大分県産の「一番星」と愛媛県産の「マンネンボシ」の裸麦を仕込みによって使い分けています。

麦本来の上品な香りと甘さにこだわり、一般的に利用される丸麦ではなく裸麦を使用しています。


2. 機械に頼らない

久保 長州蒸留蔵は焼酎造りの要となる麹造りで一切に機械に頼らず、手作りで行っています。麹が焼酎の香りを左右されるとも言われ、機械に任せることのできない重要な工程です。


3. 常圧蒸留

常圧蒸留については「ろっぱい」で書いたとおりです。常圧蒸留を行うことにより裸麦本来の甘さを引き出すことができます。


4. 冷却ろ過

原料の良さを最大限に引き出すため、過度なろ過は行っていません。

氷点下まで冷やされ、冷却ひよって固まった余分な成分のみ取り除くという方法が取られています。

久保 長州蒸留蔵の味わい

裸麦を使うことで生まれる、甘さと香味が特徴です。

口に含むと柔らかく飲みやすい味わいが楽しめます。

どのような飲み方でも美味しくいただけます!

おすすめの飲み方

  • お湯割り⇦こちらが一押し!
  • 水割り
  • ロック

特蒸泰明 25度(藤居醸造)

特蒸泰明(とくじょうたいめい)とは

藤居醸造は親子2代で営まれている蔵であり、今でも昭和4年(1929年)の創業当初から受け継がれる昔ながらの製法で造酒を行っています。

機械に頼らず手作業で行っているためごく僅かしか流通していない麦焼酎です。

具体的には昔ながらの製法として

藤居醸造のこだわり

  1. 製麹に「むろ蓋」を使用
  2. 蒸麦に「甑(こしき)」を使用

しています。

1. 製麹に「むろ蓋」

製麹(せいきく)とは

製麹とは、そのなの通り麹(こうじ)を作ることを指します。麹菌の種子をふりかけ、温度・湿度を調節することによって蒸米などの麹原料に麹菌を繁殖させることをいいます。

藤居醸造ではこの製麹に木製の「むろ蓋」を利用しています。これを使うことにより、麦の状態をその都度五感で確かめることができ、力強い麦麹を仕上げることが可能です。


2. 蒸麦に「甑(こしき)」

甑(こしき)とは

甑とは、日本酒の原料米をむすために利用される大型の蒸し器のことです。日本酒だけでなく、焼酎など様々なお酒の製造に利用されています。

引用

藤居醸造では昔ながらの甑(こしき)を蒸溜に自家製蒸溜機を使用しています。

特蒸泰明の味わい

特蒸泰明は、100%常圧蒸留によって麦本来の香ばしい香りと重量感ある飲みごたえが良く引き出された麦焼酎です。

あぶらものや、味の濃い料理と特に合う味わいです。また、食後酒としてチョコレートなどと合わせるのもおすすめです。

飲み方

  • お湯割り⇦こちらが一押し!
  • 水割り
  • ロック

杜谷 華むぎ(ぶんご銘醸)

杜谷 華むぎのこだわり

杜谷 華むぎは花酵母を醸すことを中心にした

杜谷 華むぎのこだわり

  1. こだわりの酵母
  2. こだわりの仕込み水
  3. 50%まで精白した麦

にを大切にしています。

1. こだわりの酵母

杜谷 華むぎは「なでしこ」の花から抽出した「なでしこ酵母(ND-4)」を使用した麦焼酎です。この酵母を ”ぶんご銘醸”の伝統の技で醸し製造しています。


2. こだわりの仕込み水

杜谷 華むぎには九州屈指の清流「番匠川」源流の伏流水を仕込み水に利用しています。


3. 50%まで精白した麦

杜谷 華むぎに利用している原料麦は50%までゆっくりと精白したのち、時間を掛け低温発酵しています。

杜谷 華むぎの味わい

清流「番匠川」の伏流水を仕込み水、50%まで精白した麦、さら花酵母を使用しているため、可憐な香りと透明感のある飲み飽きない味わいが特徴です。

口に含むとフルーティーな香りが漂う一品です。

飲み方

  • ロック
  • 水割り
  • お湯割り

銀座のすずめ 琥珀(八鹿酒造)

銀座のすずめ 琥珀 とは

「銀座のすずめ」とは、かつて銀座で遊び、飲み明かした酔人たちを「すずめ」に喩えて名付けられています。

銀座のその名にあった洋のスタイルを持ち合わせる焼酎です。

銀座のすずめ 琥珀は

銀座のすずめ 琥珀のこだわり

  1. 大豆と大麦麹100%を使用
  2. 九州最高峰の地下水を利用
  3. バーボンウイスキーの空き樽に貯蔵
  4. トンネルに貯蔵

にこだわった麦焼酎です。

1. 大豆と大麦麹100%を使用

銀座のすずめ 琥珀には大豆と大麦麹100%を使用しています。


2. 九州最高峰の地下水を利用

九州最高峰の九重連山より湧き出る伏流水を地下250mから汲み上げた水を仕込み水として使用しています。


3. バーボンウイスキーの空き樽に貯蔵

銀座のすずめ琥珀は、米国ケンタッキー州のバーボンメーカーから取り寄せたバーボンウイスキーの空き樽に貯蔵した麦焼酎です。


4. トンネルに貯蔵

銀座のすずめ 琥珀の樫樽は、廃線となった旧国鉄時代の宮原線のトンネルを貯蔵庫に貯蔵されています。これにより温度・湿度が一定に保たれる熟成空間が作れら、スモーキーな香りとまろやかな味わいが生み出されます。

銀座のすずめ 琥珀の味わい

バーボンウィスキーのたるで寝かせることによって樽内部の焦げ付きが雑味を九州し、熟成の進んだなめらかな舌触りと、スモーキーな風味が楽しめます。

飲み方

  • ロック⇦こちらが一押し!
  • 水割り
  • お湯割り

麦焼酎を飲んでみよう! 〜おすすめ入門焼酎5選〜

いかがでしたでしょうか?

焼酎はなかなか手を伸ばしづらいお酒と思われがちですが、タイプによっていろいろな味わいがあります。スッキリとしたクセの少ないもの、どっしりの見応えのあるものなどさまざまです。

特に麦は、普段焼酎を飲まない方でも挑戦しやすい味わいのものが多いので、試してみてはいかがでしょうか?

ちなみにお湯割り、水割りはロクヨンと呼ばれる焼酎:お湯 = 6:4の割合がおすすめです。

それでは次回の記事もお楽しみに!