ビールと発泡酒の違いって? 〜ビールから第3、第4のビールまで違いを詳しく解説〜

酒豆知識
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皆さんこんにちは!酒飯研究会の或(ある)です。

「ビール」「発泡酒」「第3、第4のビール」。皆さんも1度は聞いたことのあるワードだと思います。ですが、この違いって実際のところよく理解していない方がほとんどだと思います。

今回はこのややこしい3つの違いについて、ご紹介したいと思います!

ビールの安いバージョンが発泡酒だと思っている方、特に必見です!

ビールとは?

日本で「ビール」として売り出すには、酒税法で定められた細かな基準をクリアする必要があります。ビールはモルト・ホップ・水に酵母を加えて発酵させ、スタイルによってさらにスパイスやピールなどの副原料を加えて味や香りに変化をつけて醸造します。この原料こそが3つを分けるキーポイントになります。

酒税法で定められたビールの定義は3つ。

  • 麦芽(モルト)比率が50%以上であること

麦芽比率とは、ホップと水をを抜いた原料の質量の中で麦芽が占める割合のことで、例えば麦芽比率が100%の場合は副原料が一切使われていないことになります。

  • 酒税法で認められた副原料のみが使用されていること
  • 副原料の重量の合計が麦芽重量の5%以下であること

以上をクリアしてはじめてビールとして売り出すことができます。

発泡酒とは?

必然的にこの基準を満たさないものはビールとしては販売できません。しかし、スタイルによっては酒税法では認められていない副原料を使うものなども多くあります。

つまり、海外ではビールとして扱われていても、日本ではそうはできないというズレが生じてきます。ここで使われる名称が発泡酒です。つまり、発泡酒=安いとは限らないのです。

ではなぜ、発泡酒はビールの安いバージョン的なイメージができてしまったのでしょうか?その要因は麦芽比率と酒税の関係にあります。お酒を買うときにかかる酒税。

ビールの場合、日本では麦芽比率によって金額が変動し、50%以上、25%以上、25%未満の順で安くなっていきます。したがって、麦芽比率は50%以上でも副原料の問題でビールから外れてしまった発泡酒は、ビールと同じ価格帯で販売されることになります。

対して、麦芽比率が50%未満のものは節税型の発泡酒と呼ばれ、販売価格も安くなります。これがいわゆる発泡酒のイメージとして定着しているものです。

新ジャンルとは?

「第3、第4のビール」と呼ばれているものは、正式には「新ジャンル」という名称になります。新ジャンルは、酒税を抑えるためにできるだけ麦芽を使わずに、かつビールに近い味わいを楽しめるように開発されました。

第3のビールは「その他の醸造酒(発泡性)」といってそもそも麦芽を使わずに大豆などの穀物を発酵させて作ったもの、第4のビールは「リキュール(発泡性)」といって麦芽比率を抑えた代わりにスピリッツというアルコールを加えてアルコールや味わいを足したもの。

発泡酒の定義は副原料以外はビールと同じ原料で作ったものなので、新ジャンルは全く別物ということになります。

ざっと復習!

「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」の違い、皆さん把握できたでしょうか。

ビール

 

モルト(麦芽)、ホップ、酵母、水を原料に、麦芽比率50%以上で副原料は酒税法で認められたものであること。

発泡酒

原料はビールと同じだが、副原料の条件を満たしていないものまたは麦芽比率が50%未満のもの。海外のビールやクラフトビールはここに分類されることも。

新ジャンル

その他の醸造酒(発泡性)←別名第3のビール

麦芽を使わず、大豆などの穀物を発酵させて作ったもの。

2.リキュール(発泡性)←別名第4のビール

麦芽比率50%以下の発泡酒にスピリッツを加えたもの。

市販の新ジャンルをタイプ別にご紹介!

ここまでいろいろと説明してきましたが、ここで皆さんに新ジャンルの実際の銘柄をお教えします!低価格で楽しめるので、お金はそんなにないけど家でビールが飲みたい!ってときにいかがでしょうか?ちなみに新ジャンルのラベルの下の方をみると、どちらのタイプか書いてありますよ。いつも飲んでいた銘柄がどちらかみてみるもの面白いかもしれないですね!

その他の醸造酒(発泡性)

  • のどごし生(キリン)

 

  • ドラフトワン(サッポロ)

 

  • ジョッキ生(サントリー)
  • etc…

リキュール(発泡性)

  • 金麦(サントリー)
  • 麦とホップ(サッポロ)
  • クリアアサヒ(アサヒ)
  • etc…

ビールと発泡酒の違いって? 〜ビールから第3、第4のビールまで違いを詳しく解説〜 まとめ

いかがでしたでしょうか?普段何気なく飲んでいるビール類ですが、実はけっこう違いがあります。ちょっと複雑ではありますが、少し頭に入れているだけでも日々の晩酌の楽しさがアップするのではないでしょうか。酒税法は今年の10月にも改正されるので、またそれぞれの定義や酒税に変更がありかもしれないので、その時はまたお知らせしたいと思います。

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